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おでん式(日本式)インサイドキックの習得法

目次
1、おでん式(日本式)インサイドキックの使い方と特徴
2、おでん式(日本式)インサイドキックで習得するもの これから習得するもの
3、足の振り方を蹴り足の膝の状態で分ける 膝の状態で分ける
4、蹴り足の膝と軸足の膝を伸ばした状態で蹴る 両足の膝を伸ばして蹴る
5、蹴り足の膝は伸ばすが軸足の膝は曲げる蹴り方 蹴り足の膝だけ伸ばして蹴る
6、蹴り足を曲げて蹴る 蹴り足を曲げて蹴る
7、おでん式(日本式)インサイドが蹴り足を伸ばす理由 膝を伸ばすことで得られるもの
8、足首でボールをしっかり蹴る 足首を使いこなし質の高い技術を手に入れる

目的
おでん式(日本式)インサイドキックを習得する
理由
より質の高い技術を手に入れるため

最終更新:2015-01-22 公開:2015-01-22

1、おでん式(日本式)インサイドキックの使い方と特徴

  • おでん式(日本式)インサイドキックの使い方

「おでん式(日本式)キック」では、膝を縦に振る蹴り方と、膝を横に振る蹴り方がありました。
ボールに高さが欲しい場合は膝を縦に振る。低いボールは膝を横に振る。
普通の蹴り方の場合は、膝を90度動かす(1キック)。
強いボールが欲しいときは、膝を180度動かす(2キック)。

ボールの高さは「膝の振り方(縦、横)」で調整。
ボールの威力は「膝を動かす距離(角度)」で調整する。

  • おでん式(日本式)インサイドキックの特徴

ボールを蹴るまでは、足の動きは自由。
足首を固定しなくても問題ない。足首を固定したい人は固定しても良い。
一番の特徴は、ボールを蹴った後。
インサイドキックで蹴った後は、必ず膝を前に向けて、膝を普段歩くときと同じ状態にする(下の図右)。
ボールを蹴った後(下の図左の後)は、必ず膝を自然な状態(下の図右)に戻すのが特徴。

左の図。左ではないが左とする。
膝を横にして足を振る絵

右の図。右ではないが右とする。
足を振り上げる絵

上の図左がインサイドキックの特徴。上の図右は、人が足を動かすときの図。
上の図右が、膝が自然な状態。

上の図左が、インサイドキックでボールを蹴るときの図。
ボールを蹴るときに、インサイドキックの特徴が出ます。
ボールを蹴る前(足を後ろに引いているときの動き)は、自分に合った動かし方を選ぶといいでしょう。
蹴り足の膝を外側に向けたまま(インサイドキックの足の形)の状態で足を引く方法や、ボールを蹴る瞬間だけ蹴り足の膝を外側に向ける(インサイドキックの形)にする方法があります。

2、おでん式(日本式)インサイドキックで習得するもの

  • 何を覚えるかを把握しておく(全キック共通)

「おでん式(日本式)インサイドキック」の習得を簡単にするために、何を覚えるのかを整理しておきましょう。
「おでん式(日本式)キック」では、2種類の足の振り方がありましたね。膝を縦に振る、膝を横に振るの2つ。 この2つの振り方を覚えます。

膝の振り方以外にも、少し気をつけることがあります。
気をつけないといけないのは「膝の状態」。
日本語サッカーでボールを蹴るときは、蹴り足も軸足も膝を曲げるように言われると思います。
日本語サッカーのやり方だと、苦しい場面が出てきます。

蹴り足の膝を伸ばしたままボールを蹴ることが出来ないと困ることがある。
将来困らないように、膝を伸ばした状態でもボールを飛ばせるようにしましょう。

  • これから覚えるもの(全キック共通)

これから覚えることは 「膝を縦に振る蹴り方」「膝を横に振る蹴り方」
そして、「膝を伸ばした状態で蹴る方法」「膝を曲げた状態で蹴る方法」です。
この4つを覚えるといいでしょう。数字で見ると4つも覚えることがありそうですが、新しく覚えるのは「膝を横に振る蹴り方」と「膝を伸ばした状態で蹴る方法」になると思います。
膝を縦に振るのは、普段の歩き方と同じです。いつもの歩き方を確認するぐらいでいいでしょう。
膝を曲げた状態でボールを蹴るのも、サッカーに興味がある人は経験があると思います。
まだ一度もボールを蹴ったことが無くても、膝を伸ばした状態でボールを蹴ることが出来れば、膝を曲げた状態でもボールを蹴ることが出来るはずです。
膝を伸ばした状態で蹴ることが出来たら、シュートが上手になりますよ。

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  • 4つのことを覚える理由(全キック共通)

「膝を縦に振る蹴り方」を覚えるのは、扱えるボールの種類を増やすためと、「歩き」と「キック」を融合させるため。
「膝を横に振る蹴り方」を覚えるのは、シュートが上手になるため。ドリブルとシュートを融合させるため。
「膝を伸ばした状態で蹴る方法」を覚えるのは、自分の間合いを増やしてシュートが上手になるため。今まで蹴ることが出来なかったボールも蹴ることが出来るように。特にドリブルからのシュートが上手になります。
「膝を曲げた状態で蹴る方法」を覚えるのは、自分の間合いを増やすため。インサイドキックでは特別大きな影響はありませんが、インステップキックでは大活躍します。

  • 足の裏で判断する(全キック共通)

ボールを蹴るときに、足の裏を気にするといいでしょう。
「膝を横に振る蹴り方」を覚えるときは、足の裏と地面の距離を工夫するといいでしょう。
蹴り方が分からない場合は、紙を使います。(紙の使い方は後で紹介します)

3、足の振り方を蹴り足の膝の状態で分ける

  • 足の振り方を膝の状態で分ける(全キック共通)

ここでは、膝を伸ばした状態で足を振る方法を覚えます。
人間の足には膝が二つあります。ボールを蹴るときだと、蹴り足の膝と軸足の膝です。
今回覚えるのは、「蹴り足の膝を伸ばす蹴り方」と「軸足の膝を伸ばす蹴り方」です。
蹴り足と軸足の膝の状態を組み合わせると、4つの蹴り方が出来ます。(伸ばす膝は青色、曲げる膝は赤色で)
(1)「蹴り足を伸ばし、軸足も伸ばす」(「膝を伸ばした状態で蹴る」で扱う)
(2)「蹴り足を伸ばし、軸足は曲げる」(「膝を伸ばした状態で蹴る」で扱う)
(3)「蹴り足を曲げるが、軸足は伸ばす」(「膝を曲げて蹴る」で扱う)
(4)「蹴り足を曲げ、軸足も曲げる」(「膝を曲げて蹴る」で扱う)

(1)の「蹴り足を伸ばし、軸足も伸ばす」と、(2)の「蹴り足を伸ばし、軸足は曲げる」が大切です。
両方とも蹴り足を伸ばしていることに注目してください。
(3)の「蹴り足を曲げるが、軸足は伸ばす」は、蹴り足を曲げているので「膝を曲げる蹴り方」で扱います。(「サッカーおでん」では、蹴り足を中心に考えるため)

蹴り足の膝の状態で、足の振り方を分ける。
(1)の「蹴り足を伸ばし、軸足も伸ばす」と、(2)の「蹴り足を伸ばし、軸足は曲げる」が大切。

4、蹴り足の膝と軸足の膝を伸ばした状態で蹴る

  • 膝を伸ばす(全キック共通)

足を振るときに、出来ればボールを蹴ってみてください。しっかりと飛ばせなくても問題ありません。
膝を伸ばしたまま足を振ることが出来るか、自分の身体で試してみましょう。

蹴り足も軸足も伸ばす

蹴り足も軸足の膝も伸ばして蹴ります。
普段歩くように足を動かすと、少し膝が曲がると思います。
膝を曲げないように、足を棒のようにした状態で歩く(蹴る)。
歩く動作は蹴る動作の連続なので、少し歩いた後にボールを蹴るといいでしょう。
両足の膝を伸ばしながら歩けるようになったら、ボールを蹴ってみましょう。

蹴る動作は歩く動作の一部であり、歩く動作は蹴る動作の連続である
「歩くこととキックの共通点」より

蹴り足の膝も軸足の膝もしっかり伸ばした状態で、ボールを蹴ることが出来るか。
膝を伸ばした状態でも、ボールを蹴ることが出来ると思います。ボールをしっかり飛ばせなくても問題ありません。
ボールを蹴るときの足の状態は、歩くときのようにつま先が進む方を向くようにしてください。
まだ、インサイドキックの形で蹴る必要はありません。
「両足の膝を伸ばした状態でもボールを蹴ることが出来る」と分かれば問題ありません。
次は、インサイドキックの形でボールを蹴ってみます。

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  • 両足の膝を伸ばしたインサイドキック

今度は、両足の膝を伸ばしてボールを蹴ります。インサイドキックでボールを蹴ってみましょう。
インサイドキックの特徴は、ボールを蹴る瞬間の足の状態にあります。(下の図の2)

おでん式インサイドキックの絵

蹴り足の膝と軸足の膝を伸ばしながら蹴るのは大変だと思いますが、なれてくるととても便利な蹴り方になります。
両足の膝を伸ばす場合は、ボールの横に軸足があると楽でしょう。(下の図5、6、7のイと軸足の関係)
両足の膝を伸ばした状態のインサイドキックで、ボールを蹴ることが出来るかを調べます。
しっかり飛ばせなくても問題ありません。軽く当てる程度で大丈夫です。
両方の膝を伸ばしていても、インサイドキックでボールを蹴ることが出来たと思います。
両足の膝を伸ばしたときの足の動きが下の図になっています。

膝を伸ばしたインサイドキックの動き

上にある図の(1)は、足をインサイドキックで蹴ろうとしているところ。
(2)は、インサイドキックでボールを蹴る瞬間。
(3)はインサイドキックでボールを蹴った後、足を自然な状態に戻す足の動き。
(4)は、上に描いた(1)から(3)の動きを一つにまとめた。
(5)は、インサイドキックでボールを蹴る瞬間を横から見た図。蹴りやすいボールの位置と難しいボールの位置を描いた。
(6)は、インサイドキックで蹴る瞬間を前から見た図。しっかりと当てやすい位置と難しい位置の説明。
(7)は、蹴りやすいボールの位置と難しいボールの位置を描いた図。 青色(濃い色がより好ましい)のボールは蹴りやすい。赤いボールは難しい。白は中間。

上の図(5)、(6)、(7)を見ると、蹴り足の膝と軸足の膝を伸ばした状態では、しっかりと蹴ることが出来るボールの位置が狭いことがわかります。
青色のボールは、(イ)と(ロ)。白色が(ハ)。赤いボールが(ニ)。
上の図(5)、(6)、(7)から、軸足に近いボールの方が蹴りやすいことが分かります。
この蹴り方の特徴は、「軸足の近くが得意であること」です。
もし、ボールが軸足の近くにあるなら、この蹴り方をするといいでしょう。

蹴り足も軸足も伸ばして蹴ると、ボールが軸足に近くなるほど蹴りやすい。
この蹴り方だけでも問題ないのですが、日本人の高い身体能力を活かすためには、もっと質の高い蹴り方が必要です。
蹴ることが出来るボールの位置がもう少し広がれば、速く動くボールをしっかりと蹴ることが可能になるでしょう。
今回の蹴り方だけでは満足出来ません。もっと、自分の間合いが広がる蹴り方を探します。

5、蹴り足の膝は伸ばすが軸足の膝は曲げる蹴り方

蹴り足を伸ばして蹴るのは上と同じですが、今度は軸足の膝を伸ばさないで蹴ります。
「サッカーおでん」では、軸足のことは気にしません。「蹴り足」を大切にします。

蹴り足の膝は伸ばすが、軸足の膝は伸ばさない

上の方で、蹴り足の膝も軸足の膝も伸ばしてボールを蹴ると、軸足に近いボールが蹴りやすくなることが分かりました。
今度は、蹴り足の膝は伸ばしたままで軸足の膝を曲げてみるとどうなるかを調べます。

「蹴り足の膝を伸ばしたまま、軸足の膝を曲げて足を振ることは出来ないのでは」と思う人もいるでしょう。
サッカー経験者は難しいと感じるかもしれません。難しく感じるのは、日本語サッカーでは膝から下を振ると教わるからかもしれませんね。

  • まずは、足だけを動かしてみる(全キック共通)

両足を揃えた状態から軸足を前に出し、蹴り足の膝を伸ばしたまま足を振る。

日常生活で、同じような動きをしている人も多いと思います。
床から立ち上がるときに、前に出した足の膝に手をのせて立ち上がる人もいますね。
立ち上がるときに、「よっこらっしょ」とか「どっこいしょ」と言いたくなる動きです。
アキレス腱を伸ばすときの動き(下の図に似ている動き)を思い浮かべるのもいいかもしれません。

歩くときの膝の動きの絵

上の図のように軸足を前に出し、後ろに残っている蹴り足の膝を伸ばしたまま前に出す。
最初はボールなしで動きを確認するといいでしょう。
上の図では、蹴り足と軸足の膝が同じ方を向いていますが、最初から蹴り足の膝をインサイドキックの状態にするのもいいでしょう。
まずは、足だけ動かしてみましょう。
足だけ動かしたら、今度はボールを蹴ってみます。

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  • ボールを蹴ってみる

軸足を前に出した後、蹴り足の膝を伸ばした状態のままボールを蹴ります。
蹴り足を伸ばしたまま足を振ります。股関節を中心に足を振るのではなく、蹴り足の足の裏が地面に当たらないように膝を前に動かします。
蹴り足の膝を前に出す動きをすることで、ボールをしっかりと蹴ることが出来ます。
蹴り足の膝を伸ばしたままボールを蹴ることが難しい場合は、足の裏で地面をなでるようにするといいでしょう。
最初は慣れていないため、足を速く動かすことが出来ないかもしれません。
動きに慣れてくると、速く動かすことが出来るようになります。

足を地面から離すように動かす絵

上の図(1)は、インサイドキックで蹴ろうとしているところ。
(2)は、インサイドキックでボールを蹴る瞬間。
(3)は、インサイドキックでボールを蹴った後、足を自然な状態に戻す足の動き。
(4)は、上に描いた(1)から(3)の動きを一つにまとめた。
(5)インサイドキックでボールを蹴る瞬間を横から見た図。蹴りやすいボールの位置を描いた。
(6)インサイドキックで蹴る瞬間を前から見た図。当てやすい位置の説明。
(7)は、蹴りやすいボールの位置を描いた図。青色が蹴りやすい。水色も蹴りやすい。

  • 紙を使って動きを覚える

蹴り足の膝を伸ばしたまま足を振る動作を覚えるときは、紙を使うと便利でしょう。これは、室内で行ってください。
いらない紙を床に置きます。すべりの良い紙がいいでしょう。床に置いた紙の上に蹴り足を乗せます。
紙を蹴り足で動かします。ぞうきんをかけるように動かしてください。
足を痛めないように動かしてください。紙に足を軽く乗せ、足を動かす。
この状態のまま、ボールを蹴るといいでしょう。

軸足の膝は曲げ、蹴り足の膝を伸ばした状態でボールを蹴ると、色々な場所にあるボールを蹴ることが出来る。
この蹴り方を覚えると、軸足をしっかりと伸ばしたままでも同じように蹴ることが出来る。
この蹴り方と、上で紹介した蹴り足も軸足も伸ばして蹴る方法を使えば、日本人の高い身体能力を活かすことが可能になります。
せっかくサッカーをするのですから、日本人の高い身体能力を活かせる技術を覚えましょう。

6、蹴り足を曲げて蹴る

蹴り足を曲げてボールを蹴ってみましょう。
蹴り足の膝を伸ばして蹴る方法を覚えているなら、蹴り足を曲げて蹴るのは比較的簡単でしょう。
軸足は伸ばしていても、曲げていても問題ありません。
ここは簡単に済ませます。

自分の膝を伸ばしても曲げても、全体の足の長さ(かかとから足の付け根までの長さ)は変わりません。
足全体の長さは変わらないのですが、足を振るときに足首が通る場所が変わります。
蹴り足の膝を伸ばして振ると、蹴り足の足首は地面の近くを通る。
蹴り足の膝を曲げて振ると、足首は膝を伸ばしたときよりも上の部分を通る。
膝を曲げても足全体の長さは変わらないが、足首が通る場所は変わることに注意。

蹴り足は曲げ、軸足は伸ばす

  • まずは足だけ動かす

蹴り足を曲げて蹴ります。軸足は伸ばした状態で蹴るので簡単でしょう。
蹴り足を曲げると、蹴り足が地面から離れると思います。
軸足の膝は伸ばしているので、蹴り足を余裕を持って動かすことが出来るでしょう。
軸足の膝を伸ばしたまま、蹴り足を振ることが出来れば問題ありません。
今度はボールを蹴ってみましょう。

  • ボールを蹴る

蹴り足の膝を曲げたまま、ボールを蹴ることが出来たと思います。
今回は蹴り足の膝を曲げています。蹴り足の膝を曲げることで、蹴り足(足首)と地面の距離を変えることが可能になります。
「蹴り足を振るために必要な空間」を「蹴り足の長さ」とした場合、今回の蹴り方は「蹴り足の長さ」が短くなる蹴り方です。(膝を曲げると足の裏と地面の距離が大きくなるため、膝を伸ばした状態よりも小さい空間があればいいから)
軸足の膝は伸ばしているため、軸足の長さは変わりません。
蹴り足と軸足の長さを比べると、蹴り足は膝を曲げるために短く、軸足は膝を曲げないために長い(蹴り足より長い)。
蹴り足が軸足より短いなら、蹴り足を振ることは簡単です。(蹴り足が軸足より短ければ、蹴り足を振っても地面を蹴ることはないから)

軸足を伸ばしたまま蹴り足の膝を曲げて蹴ると、蹴り足の足首が通る位置が変わる。
蹴り足の膝を曲げれば曲げるほど、蹴り足の足首が通る位置が地面から離れる。
蹴り足の膝を曲げると、足を振るたびに蹴り足の足首が通る場所が変わってしまい、毎回同じように足にボールを当てるのが難しくなる。

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  • 蹴り足も軸足も曲げる

蹴り足も軸足も曲げると、少し大変です。
蹴り足の膝を曲げ、軸足の膝も曲げる。
両方の足の膝を曲げるため、どちらの足が長いか分からなくなります。
蹴り足も軸足も同じぐらい膝を曲げると、蹴り足を振るのが楽になるでしょう。
しかし、考えることが「蹴り足の膝」と「軸足の膝」の2つになってしまいます。
これだと、試合中大変です。出来れば1つのことだけ考えた方が良い。
この蹴り方だと、蹴り足だけでなく軸足のことも考えないといけなくなるため、おすすめしません。

蹴り足も軸足の膝も曲げると、考えることが2つになるため大変だ。
2つの膝を曲げるため、どちらの膝をより曲げるかで蹴り足を動かしやすくなるかが決まる。
毎回同じように蹴り足と軸足の膝を曲げるのは難しい。

蹴り足の膝や軸足の膝を曲げると、蹴り足の足首が通る位置が毎回変わってしまう。
毎回蹴り足が通る場所が変わると、自分が望むボールを蹴ることが難しくなる。
これは、足首が自由に動くことで生まれる問題と同じだ。
足を振るたびにボールに当たる場所が変わらないように、蹴り足の膝は伸ばすようにする。(一部例外あり。わざと曲げる場合もある)

7、おでん式(日本式)インサイドが蹴り足を伸ばす理由

  • 蹴り足の膝を伸ばす理由

蹴り足の膝を曲げると、同じように足を振っても蹴り足の足首が通る位置が変わってきます。
毎回違う場所がボールに当たると、自分の望むボールを蹴ることが難しくなる。
毎回蹴り足の足首が通る場所が変わると困るため、足首の位置が変化する原因である「膝を曲げる」という行為を避けます。
「おでん式(日本式)インサイドキック」では、蹴り足の膝を伸ばした状態で蹴ります。
毎回同じ場所にボールが当たるので、比較的短期間で習得出来るようになっています。

短期間で「おでん式(日本式)キック」を習得するため。

  • 歩くときの足の動きを活かすため

蹴り足の膝を伸ばすと、歩くときの足の動きをサッカーのキックに利用出来るようになります。
普段歩くときは、膝を軽く曲げると思います。
このときの感覚をサッカーに利用するためには、足首の位置が重要になってきます。
サッカー初心者がボールをしっかり蹴ることは難しいですが、足を動かすことは可能なはず。
普段歩くとき、地面に踏みたくないものがあった場合は、足を動かして踏みたくない何かを踏まないようにしますよね。
このときの足の動かし方を使うと、ボールをしっかりと蹴ることが出来るようになります。
自分の足首(かかとでも良い)を、自分が踏みたい場所に動かす。
自分の足首を動かすのは簡単でしょう。

自分の足首(かかと)をボールに持っていく。
ボールよりも前に足首を持っていくようにすると、しっかりとボールを蹴ることが出来ます。
これが「ボールをしっかり撃ち抜く技術」です。この技術は、普段歩くときに使っている「着地させたい場所に足を動かす技術」と同じです。
蹴り足の膝を曲げると、この感覚(踏みたいものを踏むときの足の動き)が使えなくなるため、「おでん式(日本式)キック」では蹴り足の膝を伸ばすようにしています。(慣れてくると膝を曲げても使えます)
蹴り足の膝を伸ばして蹴ることが出来るようになったら、蹴り足の膝を曲げて蹴るのも面白いでしょう。
まずは、自分の足で物を踏んだり避けたりする感覚を、サッカーボールを撃ち抜く技術に進化させましょう。
横断歩道の白い部分等、特定の部分を歩く遊びをした人ほど、ボールを撃ち抜く技術が高くなるでしょうね。

横断歩道の白い部分は滑りやすいので注意。
特に雨で濡れているときは滑りやすくなるそうです。

「着地させたい場所に足を動かす技術」を「ボールを撃ち抜く技術」に進化させるため。

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  • 疲れているときこそ輝く蹴り方

疲れたときには選手は動けなくなる。動けなくなると、その場で止まってしまいます。
その場で止まるとは、立っている状態のこと。
立っているときの膝は、両足とも伸びていますよね。
疲れているのに膝を曲げて足を鍛える人はいないでしょう。(空気椅子やスクワット等)
この「立っている状態」でもボールを蹴りたい。そのために、蹴り足の膝を伸ばしたままボールを蹴る技術が必要になる。
未来の日本代表の戦い方は分かりませんが、おそらく人が積極的に動くサッカーになると思います。
動くサッカーとは、疲れるサッカーでもある。
蹴り足の膝を伸ばしたまま蹴る「おでん式(日本式)キック」は、疲れたときでも使える蹴り方になっています。

疲れているときでも使える蹴り方が、日本人にあった蹴り方だと思います。
もう動けないというときでも、シュートはしっかりと撃ちたい。
W杯で優勝するまでに、疲れて動けないときも出てくるでしょう。
このようなときでも困らないように、疲れた状態でも使える技術を覚えましょう。
「おでん式(日本式)キック」とは、疲れて動けない状態でもシュートを撃てる技術のこと。

選手の体調に関係なく、どのような状態でも使える技術を手に入れるため。

蹴り足を伸ばす理由、まとめ
短期間で「おでん式(日本式)キック」を習得するため。
「着地させたい場所に足を動かす技術」を「ボールを撃ち抜く技術」に進化させるため。
選手の体調に関係なく、どのような状態でも使える技術を手に入れるため。

8、足首でボールをしっかり蹴る

  • 足首の使い方(全キック共通)

「おでん式(日本式)キック」では、足首を固定しません。
「おでん式(日本式)キック」は最初から固定されている骨の部分で蹴るため、日本語サッカーのように足首を固定しなくてもいい。
足首を固定したい人は固定しても大丈夫です。ただ、「おでん式(日本式)キック」を使いこなすのは難しくなるでしょう。
「足首を固定した方がいい人」と「足首を固定しなくてもいい人」がいます。
自分の身体に合った足首の使い方をするといいでしょう。

  • 自分に向いている足首の使い方を調べる方法

調べる方法は、とても簡単。いつものように歩くだけです。簡単でしょう。
いつもより歩幅を大きくしてください。
自分に向いている足首の使い方は、歩くと分かります。

ちょっと歩き方について質問します。
歩くときに何回「足首を固定」しましたか。
一回以上足首を固定した人は、ボールを蹴るときに「足首を固定した方がいい人」です。
歩くときに足首を固定しなかった人は、「足首を固定しなくてもいい人」です。
歩くときに足首を固定する人は、日本語サッカーが合っています。
歩くときに足首を固定しない人は、「おでん式(日本式)キック」が合うでしょう。日本語サッカー「も」使えます。
自分の身体に合った方法を使うと、サッカーが今まで以上に楽しくなると思います。

歩くときに足首を固定しない人は、「足首を固定する蹴り方」と「固定しない蹴り方」を使い分けるのも面白いと思います。

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  • 全てのキックを一つにするために(全キック共通)

ここまでは、蹴り足の膝を伸ばす蹴り方等を説明してきました。
ここからは、蹴り足の足首を大切にします。
蹴り足の足首を大切にすることで、インステップキックがインサイドキックになり、アウトサイドキックにもなります。
全てのキックを一つにするために、蹴り足の足首を大切にする必要があります。
足首を大切にすることを学べば、他のキックも上手になるでしょう。

足首には、内側、真ん中、外側があります。
ボールを蹴るとき、インステップキックは足(足の甲等)の真ん中の部分を使い、インサイドキックは足の内側、アウトサイドキックは足の外側を使います。
インステップ、インサイド、アウトサイドを足首で蹴るとき、足首の真ん中はインステップキック、内側はインサイドキック、外側はアウトサイドキックになります。
インステップもインサイドもアウトサイドも、全て「足首で蹴る」同じ蹴り方になります。
当たるところが内側か外側かというだけで、足首の振り方は同じ。

  • 足首でボールを蹴る(全キック共通)

足首でボールを蹴るようにすると、ボールを上手に蹴ることが出来ます。
「おでん式(日本式)キック」には「蹴り足の膝を縦に振る方法」と「横に振る方法」があります。
まだ、蹴り足の膝を振る方法を詳しく取り上げていませんよね。
でも、既に説明はしてあります。実は、上の方に書いた蹴り方が「膝を縦に振る蹴り方」と「横に振る蹴り方」になっています。

「4、蹴り足の膝軸足の膝も伸ばして蹴る方法」が、「蹴り足の膝を縦に振る蹴り方」。
「5、蹴り足の膝は伸ばすが、軸足の膝は伸ばさない蹴り方」が、「蹴り足の膝を横に振る蹴り方」になっています。
(両方を伸ばした状態でも蹴り足を横に振ることは可能です。また、蹴り足だけ伸ばす蹴り方で、蹴り足を縦に振ることも可能。説明を簡単にするために上のような書き方になっています。)

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  • 蹴り足の膝(足首)を横に振る蹴り方(全キック共通)

蹴り足の膝を横に振る蹴り方は、紙を使って行うと、より理解しやすいでしょう。
地面に紙を置きます。その上に足を乗せて、足を動かす。
日本語サッカーでは、禁止されている蹴り足の動かし方があります。
それは、「おでん式(日本式)キック」が大切にしている「蹴り足の膝を横に振る蹴り方」です。
日本語サッカーでは、蹴り足は軸足側に振らない(蹴り足と軸足が交差しない)ように教えます。
「おでん式(日本式)キック」では、蹴り足を軸足側にも振ります(下の図左の4と下の図右の2)。
この蹴り足の動かし方が、とても大事。
もし点がとれないとしたら、この足の動かし方を禁止している指導者達の責任でしょう。
(ドリブルからのシュートが苦手な人は、自分の蹴り方を確認するといいかもしれません)

左の図。左ではないが左とする。
90度足を振った絵

右の図。右ではないが右とする。
180度足を動かしたときの絵

紙の上に乗せた足を、上の図左の(4)と上の図右の(2)のように横に振ると、良いボールを蹴ることが出来ます。
蹴り足の足首をしっかりと横に振ってください。
足首をしっかりと振ることで、ボールを飛ばすことが出来ます。
最初は紙を使って足を動かすといいでしょう。
動きに慣れてきたら、紙を使わずに蹴り足を横に振ってください。

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  • 紙を使って足を振る(全キック共通)

蹴り足を横に振るときに、蹴り足の最後の位置(下の図4)に注意してください。
蹴り足が軸足よりも軸足側に動く(足が交差する)ようにしてください。(下の図4のように)
蹴り足が軸足と交差するように動かす。(下の図3から4)
右足で蹴る場合
右足が、軸足(左足)よりも左側にくるように。(下の図3から4)
左足で蹴る場合
左足が、軸足(右足)よりも右側にくるように。(下の図3から4)

足を振るときの骨盤の向きを説明した絵

灰色の四角は地面に置いた紙。水色の矢印はボールを飛ばしたい方向。
蹴り足を紙に乗せるときは、出来ればインサイドキックの形で。(ドリブルからのシュートを滑らかにするため)
(注意)上の図の1のとき、おへそがボールを飛ばす方を向かないようにする。

上の図では、足を前後に長い円のように動かしていますが、横に長い円のように動かすのもいいでしょう。
この動きは利き足だけでなく、両足で行ってください。
上の図4で、蹴り足が横を向いていますが、上の図のように蹴り足が真横を向かなくても問題ありません。蹴り足のつま先が斜め前(右足なら左斜め前、左足なら右斜め前)でも大丈夫です。
蹴り足と軸足が交差出来ていれば問題ありません。

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  • 下半身(骨盤)の向きに注意(全キック共通)
足を横に振るときの足の動きと骨盤の動き

右足は茶色、左足は緑色。四角は骨盤。
骨盤の蹴り足側は蹴り足と同じ色、軸足の方は黄色。

上の図の1では、蹴り足も軸足も横を向いています。ボールを蹴る方向とは違う方に両足を向けている状態から始めます。
軸足をボールに近付けながら、軸足のつま先をボールを飛ばす方に向ける。
(注意)軸足は前に出す。軸足はボールに近付く動きだけ。
「軸足をボールから遠ざける動き」は、相手に反撃の機会を与えるので使わない。

歩くこととキックの共通点より
「危険なボールの蹴り方と安全な蹴り方」

最初(上の図1)のときは、骨盤の向きとボールを飛ばしたい方向が別になるようにする。
骨盤の向きとボールを飛ばす方向を別にした状態から蹴るのは、シュートを撃ちきるまでの時間を短縮するためと、シュート技術を高めるためです。
一瞬でシュートを撃つ技術を手に入れるため、骨盤の向きとボールを飛ばしたい方向は別にして行ってください。
ボールを飛ばしたい方向と骨盤の向きが違っても、シュートを撃てるようにしましょう。
骨盤とは違う方向にも蹴ることが出来れば、シュートが上手になります。
骨盤と同じ方向にしかボールを飛ばせない蹴り方だと、自分の能力を制限してしまうことになるので気をつけてください。
「骨盤の方向」や「骨盤とは違う方向」にも、シュートを撃てるようにしましょう。

「骨盤とは違う方向に飛ばす技術」を持っていないと、ドリブルからのシュートが枠の外に飛んでいきます。
特に、アウトサイドでボールを動かした後のシュートが苦手でしょう。
ゴールから遠ざかる動きからのシュートも苦手になります。
「ゴールから遠ざかる」とは「骨盤がゴールを向いていない状態」。

ゴール(前)を向いていない状態でも、しっかりとシュートを撃てるようにしましょう。
上手い選手は「前を向かせないようにすればいい」。
さらに怖い選手は、「ボールを持たせないようにすればいい」。
選手の能力によって、表現が変わってきます。
「前を向くと怖い選手」とは、「骨盤の方にしっかりとシュートを撃てる選手」。
「ボールを持つと怖い選手」とは、「骨盤の向きに関係なくシュートを撃てる選手」。
自分が好きな方を選ぶといいでしょう。私なら、「ボールを持つと怖い選手」を目指します。
最終目標は、いるだけで怖い選手。

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インサイドキックメニュー

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2015年1月22日公開。初期組

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自己紹介

はじめまして、「サッカーおでん」の竹串です。日本がW杯最多優勝国になるために、「サッカーおでん」を作りました。日本人の高い身体能力を活かす技術を習得しませんか。

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